「潤滑油診断」とは

潤滑油管理の必要性

代表的な設備診断法として、振動診断・サーモ診断・潤滑油診断などがあります。その中で潤滑油診断は他の二者よりも軽微な機器の摩 耗状態を把握することができるといわれています。( 下図「設備診断と設備劣化の関係性」参照)
では潤滑油診断とはどういうものなのでしょうか。
潤滑油は機械の接触部の摩擦を少なくするために用いられる油です。機械設備にとってなくてはならないもので、これが劣化すると摩擦抵抗によるエネルギーロスや、部品の摩耗による表面損傷が発生し、設備の故障の原因となります。潤滑油の劣化には酸化、水分・塵芥など外部からの異物混入や摩耗粉の混入、使用時間による劣化など様々な要因があります。それぞれに対しての対策を講じる必要があり、そのためには潤滑油の状態を分析し原因を把握しておくことが要求されます。一朝一夕にできる作業ではありませんが、潤滑油管理を適切に行うことで設備の延命化だけではなく、潤滑油自体の交換頻度を減らすことにもつながり、コストダウンを実現します。当社では適切な潤滑油管理に必要な潤滑油貯蔵ラックやサンプリングアイテムから浄油装置、分析装置、資格試験の技術支援まで一貫したサービスをご提供しています。

設備診断と設備劣化の関係性

製品ラインナップ

潤滑油浄化・貯蔵装置

潤滑油分析機器

潤滑油管理用資材